給料は少ないのに、お金はどんどん減っていく・・・
美容師さんは生活費のほかに、自己投資にお金を使わなければなりません。
美容道具代・美容用品代・おしゃれ代・講習費など、給料は余すところなく使います。
お金が足りなくなると・・・
食費を削る!
これが美容師アシスタントに多いパターンです!
まぁ、正確には私のパターンですけど・・・(汗)
実家で生活している美容師アシスタントがうらまやしいです。
私は一人暮らしだったので・・・
まぁ、いろいろ大変でした。
でも、いいこともいろいろありました。
それは・・・
食費が少し浮いたことです。
私は、昼は美容室、夜はスタンドのボーイと掛け持ちで仕事をしています。
掛け持ちで仕事を始めるようになってから、私は時間に追われるようになりました。
昼の美容室では、朝の練習・キャンペーン対策・アシスタントミーティング・講習会など、美容師の仕事(勉強)は山のようにあります。
それが終わると、家に帰って主夫の仕事(買い物・自炊・洗濯)が待っています。
買い物は、仕事が終わってスーパーに食材を買いに行きます。
自炊は、買ってきた食材を使って食事を作ります。
洗濯は、自宅に洗濯機がないので手荒いです。コインランドリーは家の近くにありますが、節約のため手荒いです。
それが終わると、夜のアルバイトに向かいます。
流川のスタンドでボーイの仕事をします。
仕事が終り、家に帰るのは2時ぐらいです。
あれこれすると、寝るのは3時過ぎ・・・
意外とハードです。
もう少し時間にゆとりがほしい!!
私は何かの時間を削ることを考えました。
いろいろ考えた結果、私はアルバイトに行く日の夕食の時間を削ることにしました。
この時間を削ると、かなり時間に余裕ができます。
「これなら時間に追われることはない!」
私は安心しました。
我慢することに慣れてる私には、食事を一食抜くことに問題はありません。
食事を一食抜くことで時間と心にゆとりができ、アルバイトにも早く行ける・・・
これは一石二鳥です!
私は、これを続けました。
すると・・・
「ちゃんと食べてる?」
私のやつれ具合を見て、みんなが心配し始めたのです。
私の場合、食事と睡眠時間を削ると頬がこけてきます。
アルバイトを始めることで睡眠時間を削り、時間にゆとりを持たせることで食事を削り・・・
それと同時に、私の頬も削れたのです。
美容室の先輩からは、最近私の様子がおかしいと心配されます。
そして、アルバイト先のママまでも・・・私のやつれ具合に心配し始めました。
そんな私を、最初に気遣ってくれたのはスタンドのママでした。
それは、私がアルバイトに行ったある日のことです。
ママは私のために、お弁当を買ってきてくれました。
私のやつれ具合を見て、心配してくれたのです。
お腹が空いているのを我慢していた私は、そのお弁当をわずか1分で食べ終えました。
まぁ、正確には流し込みました。(笑)
それを見て、ママは私に・・・
「Yくん、仕事が終わって何も食べてないじゃろ?」
ママは何でもお見通しです。
仕事が終わってから何も食べてない私を心配して気遣ってくれたのです。
「はい・・・・・」
私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「ありがとうございます。」
ママは、知り合って間もないアルバイトの私のために、お弁当を用意してくれたのです。
私は感激しました。
PHSのことにしてもそうです。
面識の少ないアルバイトの私にそこまでするでしょうか?
今回のことにしてもそうです。
私のためにわざわざお弁当を買ってくるでしょうか?
こんなことは、普通なかなかできることではありません。
きっとこれも、ママの思いやりの形なのだと思います。
私は優しく思いやりのあるママに、とてもとても感謝しました。
そして、このお弁当をきっかけに・・・私のまかない付きアルバイト生活が始まるのです。
これが私のまかない付きアルバイト生活の始まりです。
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