ニュースやテレビドラマなど、事件はテレビの中で起こっている・・・
田舎育ちの私には、『泥棒』とは無縁の関係だと思っていました。
でも・・・
『泥棒』は、この現実世界で起きている犯罪です。
私は実際に泥棒に入られるまで、このことを他人事のように考えていました。
広島に引っ越して10ヵ月が経ちました。
広島の生活にも慣れてきた、そんなある日の出来事です。
仕事が終わり帰宅、私は部屋に入ろうと思い部屋の鍵を開けると・・・
「あれっ??」
部屋の鍵が開いている・・・??
私は部屋の鍵を掛け忘れたと思い部屋に入りました。
すると、部屋が荒らされていたのです。
泥棒です!
私は慌てて隠してある現金を確認してみました。
すると、見事に現金が無くなっていました。
通帳も印鑑も・・・お金に関わるもの全て一緒にです。
「・・・・・・」
私の頭の中は真っ白です。
もしもの時のために、貯めていた3万円も無くなっていたのです。
「どうしよう・・・」
これから先、どうやって生活していくか・・・頭の中を不安がよぎります。
それと同時に、
「もしかしたら犯人が近くにいるかもしれない」
と、私は感じました。
あれこれ考えていると怖くなり・・・
「とりあえず警察に行こう!」
私は警察署に向かいました。
警察に向かいながら、私はなぜ部屋の鍵が開いていたのか考えていました。
朝家を出るときは、きっちり鍵を掛けた記憶があります。
「犯人はどうやって鍵を開けたのだろう??」
考えれば考えるほど謎は深まります。
いろいろ考えているうちに、あっという間に警察署に着きました。
私は警察官に事情を説明しました。
泥棒が入って部屋が荒らされていたこと、現金が盗まれたこと・・・。
現場検証です!
まさか、私の部屋を現場検証することになるとは・・・
テレビドラマでもあるまいし・・・変な感じです。
でも、テレビドラマの現場検証とは少しイメージが違いました。
私の初めての現場検証は数分で終わりました。
それは、たぶん部屋が狭くて物が少ないからです。
部屋が荒らされていても、簡単に部屋を片付けられます。
警察官は私の部屋の指紋をとって・・・
現場検証は終わりました。
そして、警察官は帰って行きました。
「これで終わり??」
あまりの早さに、私はびっくりしました。
それと同時に、早すぎて不安になりました。
これから私はどうすればいいのだろう・・・
この日は、結局一睡もできませんでした。
もし、犯人が鍵を開けて侵入して来たら・・・犯人が鍵を開けれるのであれば怖くて眠れません。
翌朝、一睡もしてないのにも関わらず頭はすっきりしていました。
私はいつも通り仕事に行きました。
職場に着くと、昨日あった出来事を店長に話しました。
店長は、今私の住んでる部屋は去年まで会社の寮だったことを教えてくれました。
もしかしたら前に住んでいた辞めたスタッフの仕業では・・・??
この賃貸マンションの管理会社は、住人が入れ替わっても鍵を変えないみたいです。
前の住人が合鍵持っていたら・・・
こんなことってあるみたいです。
納得できませんけど・・・
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