薬剤、ペーパー、ロッド、ゴム・・・、これらをタイミングよくわたさなくてはなりません。
ヘルプとはスタイリストの仕事を手助けすること
そして、このヘルプ内容は、美容室によって違うのです。
まぁ、正確にはスタイリストによってかな?
同じ店舗のスタッフでも、全ての技術が同じということはありません。
スタイリスト一人一人で、微妙に技術は異なるのです。
といっても、だいたい同じなんですけどね。。。
私の働く美容室のヘルプは、スタイリストにゴムをわたすだけでした。
それ以外は、全てスタイリストが行います。
まぁ、私のヘルプが下手なので、それしかさせてもらえなかったとも考えられますが・・・
そうなんです。
下手なヘルプは、逆に仕事の効率を悪くします。
ヘルプなのにヘルプじゃない・・・
ヘルプが付いているにも関わらず、仕事に時間がかかっては、ヘルプが付く意味がありません。
なので、私のヘルプはゴムをわたすだけでした。。。
薬剤を付けてコーミング・・・
簡単なブロッキングをしたりしなかったり・・・
スライス、シェープ、ペーパー、薬剤、ロッド、ゴム・・・
これは、パーマのかかりにくいバージン毛の施術工程です。
(ただの一例です)
このような場合、もし、ヘルプに入るなら、
薬剤を渡す、コームを渡す・・・
ブロッキングでダッカールを使うかもしれないので、念のため用意だけする・・・
シェイプが終わった時、ペーパーがすぐ取れる位置にペーパーをタイミングよく出す。そして薬剤、ロッド、ゴムの順番でタイミングよく・・・
こんな感じのヘルプが頭に思い描けていたら、効率の良いヘルプができます。
そう、スタイリストが次に何をするか予測できるから、仕事がスムーズに進むんです。
まぁ、私の場合、ゴムを出すので精一杯でしたけど・・・(汗)
自分で納得できるヘルプができるようになるまで、3年ぐらいかかりました。(笑)
そう、いろんな意味で私は、相当不器用だったのです。
ヘルプの上手い人と下手な人の違いとは?
ヘルプが上手い人と下手な人の違いを、私はこう考えます。
簡単に言うと、スタイルのイメージが出来ているか出来ていないかです。
このスタイルにしたいから、この施術をする・・・
例えば、パーマをかけるとかカラーをするといったことです。
こういう動きを出したいからパーマをかける・・・
例えば、ベース(今の髪の毛の状態)に対する施術工程です。
スタイルの仕上がりがイメージできていると、施術や施術工程がイメージできます。
施術や施術工程がイメージできているということは、ペルプのイメージもできる。。。
私は、ヘルプが上手い人と下手な人の差はここにあると思います。
スタイルの仕上がりイメージが出来ているか出来ていないかの差
女性スタッフは、これを無意識にする人が多いです。
相手が何を考えているかを共感し、直感的に行動しているように感じます。
男性スタッフは、逆に不器用な人が多いです。
形から入りやすいせいか、物事を論理的に考えてしまいます。
良いことですが、思考の深さが足りない人が多い。
(現場経験の少ない人は特に)
これが、仕事に影響してきます。
性別で例えるのは、良い表現とは思いませんが、美容師アシスタント時代の即戦力は女性、スタイリストになってからの長期的な戦力は男性が期待できると私は考えます。
この表現で、不快な思いをされた方がいるかもしれません。
でも、ひとつの考え方として参考に、自分の仕事に向き合ってほしいと思います。
良いことも嫌なことも、全ては次のステップに進むための肥やしです!
自分が成長するには、この肥やしを与え続けなくてはならないのです。
夢見る未来のために、今日も自分に肥やしを与えましょう。
頑張るあなたには、きっと明るい未来がやってくるはずだから・・・
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