これって、
『言葉で言うと簡単だけど、突き詰めて考えると奥が深い・・・』
接客態度について、こんなふうに考えるようになったのは、私がスタイリストデビューしてからでした。
それまでの私は、接客態度についてそこまで突き詰めて考えてなかったように思います。
いや、正確には”知らなかった”のだと思います。
だから、どうしても、考える幅が狭くなります。
考える幅が狭いと、深く考えても限界を感じます。
さらに深く考えるには、知識を増やすしかないんです。
と。。。
話がズレ始めましたが・・・(汗)
私が始めて接客について学んだのは、美容室に就職してからです。
社内新人研修で接客について学びました。
この研修は、接客初心者の私にはぴったりの内容でした。
分かりやすくて即実行できる・・・
接客初心者の私にはありがたい研修内容です。
そんな分かりやすい研修で学んだ接客態度を紹介します。
◇◇◇謙虚な姿勢◇◇◇
これは、接客態度の基本中の基本です。
お客様をもてなすためには、まず、これができなければなりません。
って、そんなに難しいことではありませんよっ!
とても簡単なことです。
背筋をピーンっと伸ばして手を前で組んで立つ!
これだけです。
多分、みなさん、簡単すぎてびっくりしたのではないかと思います。
えぇっ、これぐらい誰でもできるっ!
こう思われたのではないでしょうか?
でも、これに”質”を付け加えたらどうでしょうか?
では、謙虚な姿勢の補足をしていきますね。
①足を閉じる
謙虚な姿勢をつくるとき、足は必ず閉じましょう。
足を横に開いたり斜めに開いたりすると、謙虚に美しく見えません。
両足のかかとを付けて、つま先は自然に閉じるように立ちましょう。
②立ち方
謙虚な姿勢で立つ時は、正面からだけではなく、横から見たときや後ろから見たときの見え方も意識しましょう。お客様に、360度どの角度から見てもきれいに見えるように立ちましょう。
ポイントは、重心と体軸を意識して立つことです。
重心は、足の裏から体のパーツを積み上げていくイメージで、かかとの上に膝、膝の上に股関節、股関節の上に肩、肩の上に耳と、体のパーツを積み上げ筋肉の力を抜いて立てるところが重心です。体軸は、簡単に言うと体の中心を上下真っすぐ貫く線です。(詳細は省略)
この2つを意識して立つことで、疲れにくくきれいに立てます。
③手の位置
謙虚な姿勢の手の位置は重要です。おへそのやや下の辺りで、左手が上に来るように手を組みましょう。右手が上で手を組んでいる人を時々見かけますが、謙虚な姿勢は左手が上です。
これは、お侍さんが腰の刀を右手で抜くのを左手で抑えることからきています。
謙虚な姿勢で左手が上なのは、切り捨てたい気持ちを左手で抑えることです。
右手を上に持ってくると謙虚な姿勢になりません。
ちなみに、このことは刀を左に差すことが前提です。
(日本人は右利きが多いから)
④こんな人は??
・正面を向いているつもりが上を向いている人はあごをひきましょう。
・常に口が空いている人は、口を閉じましょう。
・前髪で目が隠れる人は、目にかからないようにしましょう。
・ズボンは腰で穿かず、ウエストで穿きましょう。
など・・・
これは、私が新人研修で学んだことです。
これを意識して立つと印象が変わります。
謙虚な姿勢が身につくと、意識が変わり動きが変わります。
謙虚な姿勢が美しい立ち居振る舞いをつくる
謙虚な姿勢をつくることで、美しい立ち居振る舞いが生まれます。
そう、謙虚な姿勢と美しい立ち居振る舞いはつながっているのです。
そして、謙虚な姿勢と接客態度についても同じことが言えます。
なぜなら、人間はほとんどの場合、視覚から情報を得ているからです。
人間は五感の中で、ほとんどの情報を視覚から得ています。
その割合は、およそ87%です。
それを踏まえて考えると、接客態度と謙虚な姿勢はつながっていると考えられます。
第一印象は見た目から!
メラビアンの法則にもあるように、第一印象は会った時の2~3秒で決まります。
そして、そのほとんどの情報は視覚からの情報です。
言語情報 7%
聴覚情報 38%
視覚情報 55%
このことから考えても、見た目の重要性が感じられます。
接客態度をよくするには謙虚な姿勢を身に付けること!
私は新人研修で、謙虚な姿勢の大切さを学びました。
謙虚な姿勢・・・、たかが見た目かもしれません。
でも、第一印象は、ほとんどの場合が見た目で決まるのです。
接客仕事で第一印象が悪いのって・・・、もったいないですよね??
そう思った方は、まずは謙虚な姿勢を身に付けましょう。
接客態度(謙虚な姿勢)が美しい立ち居振る舞いに繋がる!!
このことに気付いたのは、これから5年後のことです。
”見せる技術”を学んだことがきっかけです。
いろんなものが繋がって、新しい発見がある・・・
人間、死ぬまで勉強ですね。
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