美容師アシスタントの2回目のシャンプーテスト!シャンプーテストで何を学ぶ?

シャンプーテストが終わってから1週間がたちました。
今日は2回目のシャンプーテストの日です。


1回目のシャンプーテストの反省を活かし、私は今日までシャンプー練習を頑張りました。





今度こそシャンプーテストに合格できるはず!!





意気込みだけは誰にも負けてない自信があります!



では、本題のシャンプーは??



正直、運を天に任せると言った感じでしょうか?

やれるだけのことはやったので、あとは練習したことを練習通りにやるだけです。



2回目ということもあって前回よりは緊張していませんが、全店スタッフが集まるとやはり緊張します。

私は無事シャンプーテストに合格できるでしょうか??






営業が終わると、前回のシャンプーテストと同じようにスタッフみんなが本店に集まります。

合格者がまだ出ていないということもあって、今回は前回とは違った変な雰囲気です。



きっと、教え方に問題があると先輩方は注意されていたのでしょう。



先輩方の雰囲気が前回と少し違います。

この雰囲気を無意識に感知した私は、前回とは違うプレッシャーみたいなものを感じていました。



今度こそ合格しなくては・・・



本店にスタッフが集まると、前回と同じようにシャンプーテストが始まりました。

テストの流れは前回と同じです。


ただ一つ、違うと言えば・・・


今回のシャンプーテストのモデルは、前回と違うことです。

前回は各店店長がモデルになってくれていましたが、今回は各店チーフもシャンプーモデルに加わります。



これは私の予想外の出来事でした。

でも、モデルが誰であろうと関係ありません。


仕事ではシャンプーする相手を選べないのですから・・・


当然、それを考慮してのモデルです。


私は予想外の出来事に緊張するどころか妙に落ち着いていました。

そして私は、前回より落ち着いてシャンプーテストに臨みました。





そして、テスト終了!!





今回は前回と違って、あっという間にシャンプーテストが終わりました。


2回目だから??・・・かな??


私は前回より緊張せずにスムーズにシャンプーが出来ました。

それは、シャンプーモデルになってくれたチーフの髪がシャンプーしやすかったことにあります。



これなら合格できるはず!?



私はテストの結果に少し期待しました。




シャンプーテストの合格発表!!




合格者を発表するこの瞬間は、妙に緊張します。


2回目のシャンプーテストの合格者は・・・



「I支店、Kさん!!」



みんなが拍手します。

私は、Kさんなら今回のテストで合格できると、テストを受ける前から予想していました。

それは、前回のシャンプーテストで、私はKさんに勝てないと思ったからです。

なので、Kさんがシャンプーテストに合格するのは計算のうちです。


私は、次の合格者の発表に期待しました。

すると・・・



「今回のシャンプーテストの合格者は一人です。」



と、一言・・・。

私は、



「えっ??」



と、一瞬驚き



「そっかぁ~、ダメだったかぁ・・・」



私は平然を装いました。


心の中では、悔しくて悔しくて仕方がないのに・・・


そしてこれで終わりかと思ったその時、チーフが言葉を続けました。



「続いて、今回もお流しのみの合格者を発表します。」



私は、ハッとしました。

そういえば、まだチャンスはある・・・



「お流しの合格者は本店のOさん、そしてK支店のY君です。」



私はビクッとしました。

それは、私の名前(K支店のY君)が呼ばれたからです。


「ハァ~、・・・・・」


喜びよりホッとした安心感の方が先にきました。

お流しのみですが、やっと合格できました。



これでやっと、入客出来る・・・



私はだんだん、わくわくしてきました。

そして、ようやく嬉しさがこみ上げてきました。



でも・・・



同期のT君はテストに不合格でした。

同じ店舗ということもあって、これはちょっと気まずいです。

T君になんて声をかけたらいいか分からず、私からはそのことには触れませんでした。


私にとって嬉しいはずのお流し合格は、ちょっと気まずいお流し合格に変わりました。




でも、明日からお流しに入らなくてはなりません。

シャンプーテストにすら合格してない私は、人の心配をしている場合ではないのです。




私は、美容師という仕事はこういう仕事なんだと改めて実感じました。

そして美容師に限らず、前に進むということはこういうことなのだと・・・




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