「あれ買ってきて！」とか「これ買ってきて！」とか・・・
表現が悪いかもしれませんが、言い方を変えると
パシリです！
私もアシスタント時代はパシリました。（汗）
まぁ、でも、このパシリって気分転換になるから私は好きなんですけどね。
営業中に、正当な理由で仕事をさぼれます。
あぁ～、なんて幸せなんだろう・・・
と、思いながら、私はお使いに行っていました。
そんなある日の出来事です。
先輩に、
「砂糖買ってきて！」
と、言われました。
「えっ？砂糖？？」
私は、何のことかさっぱり意味が分かりませんでした。
なので、先輩に何の砂糖か聞いてみると、
「コーヒーに入れる砂糖が無くなったから買ってきてほしい！」
とのこと。
「あっ、なるほどぉ・・・」
私は、先輩に言われた砂糖を買いに行きました。
お店に着くと、砂糖がたくさん並んでいました。
「どれにしよう？？」
私は、どの砂糖にしようか悩みました。
種類が多いのにも困りものです。
優柔不断の私には、なかなか選べないからです。
「よし！安いものにしよう！」
私は経費削減を考えて、安くてお得な砂糖を選びました。
当時の私は、砂糖に種類があることを全く知りませんでした。
”砂糖は全て同じ！”と思い込んでいたのです。
なので、「どれを選んでも同じなら安いものを・・・」と考え砂糖を購入しました。
お店に戻ると、先輩に砂糖の補充を頼まれました。
ついでに、お客様にコーヒー（砂糖有）を出すように頼まれました。
「はい！分かりました。」
私は買ってきた砂糖を、まずはシュガーポットに補充しました。
そして、コーヒーを落とし・・・
「よし！これで大丈夫！」
私は、コーヒーができるのを待ちました。
待つこと３分？ぐらい？・・・
コーヒーができたので、コーヒーカップにコーヒーを淹れ砂糖を一振り・・・
「砂糖が出ない！？」
シュガーポットから砂糖が出ません。
もしかして、「シュガーポットを壊してしまったのでは・・・」と、私は焦りました。
いろいろ試した結果・・・
「無理だ！！」
私は諦め、先輩にこのことを報告しました。
すると・・・
「砂糖が違う！」
と、言われました。
「えっ？？何が違うんですか？」
私は先輩に質問しました。
どうやら、砂糖の種類が違ったみたいです。
コーヒーに入れる砂糖は上白糖ではなく、グラニュー糖の砂糖らしいです。
上白糖の砂糖でもコーヒーに合わなくはないのですが、シュガーポットに入れると砂糖が詰まって出てきません。
ちなみに、お店で使っていたシュガーポットはこんな感じの容器です。
このシュガーポットは、ひっくり返すだけで１杯分の砂糖が出てきます。
上白糖の砂糖は、しっとりしているので、シュガーポットの出入り口で砂糖が詰まります。
グラニュー糖の砂糖は、さらさらしているので、シュガーポットの出入り口をスムーズに通ります。
「これの違いだったのかぁ～・・・」
私は、先輩に言われて初めてこの違いに気付きました。
「日ごろコーヒーを飲まないから分からない」というのもありますが、私は間違えて砂糖を買ってきたのです。
”砂糖の種類は全て同じ！”という思い込みから、”どうせ同じなら安いものを・・・”と、発想してしまい、安くてお得な砂糖を買う・・・
経費を抑えるために安いものを選ぶのは良いことですが、それが目的に合っていなくては良い買い物をしたとは言えません。
今回のことは、大きな問題ではなかったので怒られはしませんでしたが・・・
ちょっと、へこみました。
いや、結構へこみました。。。
「上白糖でもコーヒーは美味しく飲めるので、無くなるまではこの砂糖を使います！」
店長にそう言われ・・・
バックルームのコーヒーメーカーの前には、私が買ってきた上白糖の砂糖が置かれています。
「・・・・・・・・」
”もったいないから使う”と言うのは分かりますが・・・
これは、何かの罰ゲーム？？とも感じます。
だって、これを見るたび思い出すから・・・
経費を抑え、安いものを選んだ結果を。。。
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