研修内容にもよりますが、研修費は意外と高い・・・
私の初めての新人研修は3万円でした。
(1泊2日で交通費、宿泊費、食事代込み)
広島に引っ越して、就職したばかりの私にとっては痛い出費です。
新人研修費は会社が負担する!?
『普通は新人研修費は会社が負担するもの』
私はそう思っていました。
しかし・・・、私の会社では、新人研修費は一部会社が負担します。
つまり、それ以外のお金は自己負担ということです。
「まずい・・・」
私は思いました。
なぜなら、お金がないからです。
引っ越してきたばかりで貯金もゼロ、初給料もまだもらっていません。
「どうしよう・・・?」
私は悩みました。
親にお金を借りることはできません。
かといって、お金を貸してくれる当てがあるわけでもありません。
何かいい方法はないか、あれこれ考えていると・・・
研修日前に給料日があることが分かりました。
つまり、”研修日の前に初給料がもらえる”ということです。
「このお金から支払うしかない!」
私はそう思いました。
「でも、初任給は日割り計算なのでちょっと少ないかも・・・」
初任給が、だいたいいくらあるか想像できます。
「少ない初給料から研修費を支払った場合、翌月の生活費は足りるのだろうか?」
私は少し不安になりました。
でも・・・
「やるしかない!!」
私は思いました。
「あれこれ考えるより、少しでも多く節約をして翌月に備えるしかない・・・」
って、もう節約できる生活レベルではないのですが・・・
1ヶ月7千円の食費(生活費)から、何をどう節約すればいいのか私には分かりません。
そんなことを考えている時、ふとある考えが思い浮かびました。
それは、
支払いを先延ばしにすること!
毎月支払う光熱費を、来月は払わず先延ばしにすればなんとか研修費が払えるかも・・・
私は、あえて”払わない”ことを選択すれば乗り切れると思いました。
聞いた話によると、”1ヵ月なら光熱費を払わなくても電気もガスも水道も止められない”と・・・。
なので私は、このお金を研修費に回すことを考えました。
研修費の自己負担額1万円。
会社が2万円負担してくれるので、残りの1万円が自己負担金額です。
正直、光熱費だけではちょっと足りない・・・
私は、再び悩みました。
少ない給料を節約するには・・・
給料が少ないから節約しているのに、それをさらに節約するとなると・・・
限界です!!
私は、初任給から研修費を支払うのは無理だと認識しました。
「研修費が払えない・・・」
と、痛感した私がとった行動は・・・
新人研修の不参加の承認!!
私は研修費が払えないことを店長に告げ、新人研修の不参加を申し出ました。
こればかりは、私一人の力ではどうしようもありません。
無理して新人研修に参加すると”死活問題に関わる”そう認識したからです。
翌日、店長が
「新人研修のことについて話がある」
と、私は店長に呼び出されました。
新人研修不参加の件は、社長に確認するとのことだったので、きっとそのことだと私は思いました。
私は、もしかして怒られるのではないかと少し不安になりながら、店長の待つバックルームへ向かいました。
すると・・・
会社がお金を貸してくれる!?
会社としては、どうしても新人研修に参加してほしいらしく・・・
「会社がお金を貸すから新人研修に参加しなさい!」
とのことでした。
そして、返済に関しては”利息なしで分割も可”と・・・
私は、そこまでしてくれる社長の気持ちを無視できませんでした。
私は、新人研修に参加したくないわけではありません。
むしろ、参加してみたい・・・
新人研修に興味があり、友達できるかも・・・と、ちょっぴり期待していた私は、”会社がお金を貸す”と言ってくれた行為に断る理由もなく・・・
私は会社にお金を借りることにしたのです。
「返済は2回の分割払いでっ!」
こうして私は、会社にお金を借りることで、新人研修費を用意することができました。
「いや~、お金が無いといろいろ大変ですねぇ~・・・」
でも、会社がお金を貸してくれるって・・・
私にとっては、ちょっと嬉しいことでした。
だってお金は・・・
信用が無いとなかなか貸せるものではないから・・・
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